高知市本町にお店を構えられてた「桜木」さんが今月末でお店を
終わらせることになりました。
ウナギのお得意様です。
半ば半世紀近く続けられたお店も、キリのいいところで終わろうとの
ことで、ご決断されたそうです。
夫婦そろって、山登りが趣味のお二人。とてもかっこいいです。
会社の皆とお邪魔することに。
割と酔っ払う社員、割と悪乗り。
最後の〆に鰻重を堪能することに。
使われてる包丁を拝借。
こちら関東包丁といいます。(ちなみにウチは関西包丁)
目打ち・開き
串打ち・焼き
白焼き
蒲焼にして完成。
が、こちら、
めちゃめちゃうまいですよこれが。
ウナギが嫌いな事務員さんも食べて絶賛。
「ウチよりうまい」って、いわれて、私さみしい。
自分のフォローしますけど、ウナギ屋さんの行程はお店によってさまざま。
それで味も色々。それが楽しい。
つまり、自分の好みに合うのが一番。 だと考えています。
桜の季節に終わりを迎えた桜木さん、今までお疲れ様でした。
味もさることながら、人が美味しいお店でした。
そして大得意さんがさってしまったウチ、めっっさ寂しいです。
最後に堪能できて幸せでした。
いい春の年。
2012年3月26日
桜木さん
2012年3月17日
代用品
たのまれ物で、アナゴの蒲焼を焼く。
ウナギと似ているようで、まっっったくべつもんでして、開きまでは一緒でも
身の質が全然違い、
白焼き→蒲焼の工程を一緒にするとえらい目に。
一手間かけて蒲焼まで仕上げる。
最近の高騰の影響で、スーパーさんなんかにウナギの代わりとして
アナゴの蒲焼が店頭にあるのをよく見かける。
多分「ウナギの代用品」
として置いてる傾向がありますが、確信。
ウチの店には置きませんね。
お寿司のアナゴとか、よく仕込みがされてると思いますよ、利に適った味ですよ。
「うまい」と思うレベルをウナギの蒲焼とアナゴの蒲焼で、ウナギと同等になる
ことはないと思えました。
「近い存在感だからこそ、果てなく遠い」
貴重な体験、させてもらいました。