夜11時の夜行バスで大阪・10時台の飛行機で奄美大島へ、12時到着。およそ13時間。割りと遠い。空港から名瀬市に向かうバスの運転手が「到着は53分後です。」と、細かく指定したのが面白い。
奄美大島の印象。
・スーパーの魚の種類が変わってる
・やたら子供が元気に遊んでいる
・口笛が上手い
大会当日。
バスでスタートまで移動。待機中の選手の様子は様々。いつも何故か、大便が混む。
8時スタート。最後尾で足が痛くならないか確かめながら進む。4キロぐらい進んで痛くなる。そうなるだろうと思っていたので、用意してたテーピングでガチガチに固めて、また進む。
これが予想以上にいい調子。でも血がフクラハギに流れにくくなっているのが、足を前に出す度に伝わってくる。
18キロぐらいの林道で、大雨の影響でやたら木が倒れて道を塞いでいる。
大会としては面白いが、住んでる人は困らないのかと考える。
途中、土砂崩れの場所で、前方を行く選手が2メートルぐらいの高さから、滑り落ちていくのを目撃した。
「ここ滑ります。」そういって彼は、またレースに戻って行った。
後に彼と話すことが出来て、腕の擦り傷が痛々しかった。すまんがビックリしすぎて笑ってしまった。
一つ目のエイドで、立ち止まってご飯を食べたら、足の痛みが酷くなったので痛み止めを四錠飲む。その後、粉末の痛み止めを飲むが、ハイドレーションなので、なかなか飲み込めない。口の中に、薬の苦さがずーーーっと残る。
20キロぐらいから、4人のランナーと、抜いて抜かれてを繰り返す。これがしんどい。精神的に疲れる。
終わった後で、その1人の方と話せた。あの時は苦しかったとお互い笑顔で話し合えた。それが嬉しかった。
奄美の方で、打ち上げで島の踊りを教えてくれた。しかし全然踊れませんでした。
残り2キロぐらいになると、もう走らなくていいと思うと俄然元気になりスピードを上げる。ゴールの小学校でフィニッシュテープが見えて喜んで手を上げながら走っていたら、「そっちじゃありません、コチラからです。」とアナウンスされた。どうやら反対側からゴールをしようとしたらしい。正直、恥ずかしい。
打ち上げの席でたまたま隣に座ってきた方が、今回総合2位の選手の方。素晴らしく気さくで、色んな事を教えて貰う。怪我やトレーニングの事。そして彼のランニングを通しての旅して来た事。世界は魅力的だ。
こっそり彼と同じ時計を買う事を決める。
トライアスロンしてる女性の方や、山のゴミを拾いながら走る選手や、様々な人と話す事が出来た。
大会を通じて、いい旅が出来ました。
上空からみた、三嶺山脈。
奄美の空港。
奄美のスーパー。伊勢エビを売る。
スタート
エイドで補充。