11月17日午前3時40分、堂ヶ森登山口到着。
午前4時登山開始。今日は昼から天気が崩れるとの情報を教えてもらっつたので、12時までに下山予定。
・堂ヶ森
月が出てるが、ガスがひどく前が見づらい。ヘッドライトの光も半径2mぐらいを確認するのが限界。
マーカーを探すのも一苦労、慎重に慎重に走る。時折、野鳥が飛び出して来たり、ヘッドライトの自分の影に驚きながら進む。
やはり夜中の山はちょっと怖い。
午前5時
道が林の中から笹山地帯に変わる。ここから笹漕ぎになるが、笹の葉についた露が進むたびに足を濡らす。
やがて川の中を歩いたぐらい、靴が濡れる。やってしまった!どんどん足先が冷えていくのがわかる。
とにかく体を動かす、上半身は汗をかくのをなるだけ防ごうとTシャツ一枚。
途中でドナルドダックのクリームパンとキットカットを食べ、踏ん張り直して笹の稜線を進む。いつのまにかピークを過ぎてた。
こんなに朝日が恋しくなるとは・・・・
・二ノ森
午前5時30ごろ、風が強くなってきたので一枚羽織る。少し薄暗くなり、山の形が見え出した。それと同時に寒さもピークを迎えてきた。
風に混じって水が跳んでるのが分かる。これで霜氷が出来てくるんだと思った。
6時20分、二ノ森山頂到着。なんとか朝日に間に合う。
目の前の雲海と茜色の太陽の光が少しずつ広がっていく景色に感動して、思わず声に出して喜んだ。そしてここから見える台形の石鎚山を目にして
気力がどんどん戻って来た。
しかし、左足の小指が冷やしすぎて、足を踏み出すのも痛くなって来た。これはまずいと感じ、先ほど食べたクリームパンのビニール袋を靴下にかぶせてみる。
ほんの少し温まりやすくなったので出発。
・石鎚山
所々に数日前に降った雪が凍ってルート上にあった。ポールを使い、慎重に進む。太陽も上り体もあったまって来たので一気に速度を上げる。
7時20分、石鎚山、山頂到着。
他の登山者が二人いた。元気よく挨拶したが、半袖の兄ちゃんが変に見えたのか、やたらそっけない。ちょっと話たかったのに残念。
天狗塚のピークで記念撮影をしたくて、タイマーで撮る。しかし風が強すぎてカメラが飛ばされ、失敗の連続。
やがてカメラ(携帯)の電池が無くなる。そして一枚も成功せず終了。
ドナルドダックのガトーショコラと、キットカットを食べ、下山開始。
・下山
石鎚を降りて、30分。間違って面河方面を降りてることに気付く。心、バッタリ折れた。
往復ルートだけど、大体の道は暗くてよく見えなかったので、初めて通る道に感じる。
10時ぐらいになるとガスが濃くなってきた。予報通り。
11時15分、堂ヶ森登山口到着。
7時間15分 27Km
雪が積もる前に登れてよかった。石鎚山、来年もよろしくお願いします。
2013年11月21日
堂ヶ森ー二ノ森ー石鎚山
2013年11月1日
OSJ氷ノ山系トレイルレース2013
高知県から車で約五時間。カーナビがない私は、パーキングで手に入れた道路地図で目的地に向かう。
兵庫県
10月19日
・午後4時到着。
・午後5時説明会。五百人が静かに説明を聞く。そのまま軽い懇親会、ホントに軽くて、からあげ一個しか食べれず。
早々と旅館に戻り、夕飯の支度。アルファ米をお湯で戻して、バーナーでウナギを焼く。
できた。
達成観に包まれての夕食、うまい!しかし窓の外で、開けっ放しにして作ったので、カメムシが大量に部屋に入って来た。
10月20日
・3時起床。ことこと仕度して5時過ぎに出発。
会場。とにかくトイレの混雑がすごい。荷物を預け、雨の中、ぼーっと待機。
午前6時スタート。雨のトレイルレースが始まった。いつも通り最後尾から調子が上がってくるのを待つ作戦。
・5km地点、最初のトレイル大渋滞。道がドロドロで中々進まず大変。下りで道幅が広がったので、ペースを上げる。
・11Km地点、最初の関門・エイドに到着。なかなかペースが掴めず、オマケに左足の腸脛靭帯が痛くなる。いつもどちらかを
痛めるので、覚悟はしてたが落ち込む。ダラダラ走りだす。
・15Kmぐらいエイドに水しかない。恐る恐る「この先、ご飯はありますか」と聞く。「パワーバーかチョコレートしかないですよ」と回答。
自分が用意してきた食料が、ゴールまで足りない。途中バナナなどあるだろうと予想していたのに。
クリフ 一枚 、パワーバー一枚、ジェル3つ、柿の種とナッツ、六パック入りを二袋。一口チョコ3つ。
レースに用意していた小さいクリームパン10個。「重たいからやめよう」と前日の準備中に除外。
後悔と足の痛みでダラダラ走る。
トレイルの登りで、これからの作戦を考える。
痛み止めが効いた時、お腹がすいていたら嫌だなーっと思った。
柿の種を全部食べる。空腹が満たされ、ちょっとやる気が戻る。
しかし、食料問題が頭から離れない。
・39Kmぐらい。なんと私設エイドを発見。しかもおにぎりとバナナ・みかん、さらにコーラまで。
「おにぎり3つ食べていいですか」と聞く、
「もちろん!沢山食べて下さい」といってくれた。
この瞬間、今日はゴールできると確信する。
ありがたい、精一杯の感謝を述べて元気よく出発。
・45Km地点、山道は雨でドロドロ、8人ぐらいで集団で抜けていく。前方の選手に追いつき吸収、10人ぐらいで進む。
この人数で登山したら面白いだろうなーっと、妄想をふくらまし行進。
・57Kmぐらい。村の中を走る。1キロぐらいの下り、やたら飛ばす。5キロぐらいの上り、だいたい歩く。
終わりが近くなってきたら、やっぱり元気が戻る。スキー場の最後の下り、とてもきつくてブレーキがかけれず、蛇行しながら下る。「あと2Kmですよ。」
その言葉に、いっそう飛ばす。
・ゴール 75Kmぐらいの長い道のり。11時間15分かかりました。
このうれしさを、誰かとわかち合いたい。しかし、やっぱり話かけれず、旅館に戻る。克服したい人見知り。
旅館で着替えを済ませて、高知に帰ることに。
高知まで360Km,一人で運転。疲れた。